毎日曇天でなかなか晴れ間にならない関東地方でしたが、ようやく梅雨明けしました。これから暑くなりそうなので、屋外のビオトープのお世話にも気をつけてくださいね。
写真はアナカリス(オオカナダモ)の小さな白い花です。今年もかわいい花を咲かせています。
嬉しいことに睡蓮の花芽が上がってきました。
昨年は起き場所が悪かく日当たりがイマイチだったので、花芽をつけることはありませんでした。今年はその反省もあり、日当たり良い場所に移した効果がありました。まあ、毎日曇り空でしたが。
ん、よく見ると・・・。
タナゴが姿を現しました。
例年この季節になると浮上してきます。いつもはメダカの稚魚を混泳で飼っているので、稚魚の餌狙いで浮上してきているのかと思っていました。
でも、今年は稚魚を本気で育てているので、バケツ飼育です。ということは、関係なくこの時期には浮上してくるのね。
沈んだ淡水魚のエサを必死で探しています。かなり狭いところに果敢に攻めていきますね。
春先に水面に来てじっと動かない時があって、指でついてみるとトロトロと深いところに潜っていくことがあって、長く飼育しているからもう寿命なんだろうなあ、と思ったこともあったのに・・・。
あれはなんだったのか?
ちなみにタイリクバラタナゴの寿命は4~5年くらいのようですが、うちのは5年は生きているのでそろそろ寿命なのかも・・・。
ガッと口を開いてエサを食べに来るタナゴ。
ところで、私がタナゴの飼育を始めたのはかなり長いです。ガサガサで捕まえたことがきっかけです。
当時、埼玉県西部の田園地帯の用水路にメダカを採りに行っていました。メダカの大量の群れやドジョウ、小鮒、アメリカザリガニなどが採れていました。しかし、それもトリコと呼ばれる業者的な人に荒らされて激減していましたが。
たまには気分を変えるために、埼玉県東部の田園地帯にガサガサに行きました。あまり採れなかったのですが、その中に背ビレの黒い斑点のある背高な魚がいて、なんだろうと持ち帰りました。まだアクア初心者で、今ほど日本の淡水魚に詳しくなかったです。
睡蓮の花芽とエサを食べに来たタイリクバラタナゴ。
そのすばやく泳ぐ謎の魚を飼っているうちに、タナゴだとわかりました。さすが利根川水系まで遠征した甲斐があります。釣りキチ三平で外人が手の平の上に何匹乗るかの釣り大会で優勝した、というエピソードを思い出しました。
それ以来、タナゴには馴染みがあってずっと飼っています。
餌をもらえると思って浮上してきたのにあげないと、機嫌を損ねて出てこなくなるけど、しばらくして見るとしっかりエサを食べ終わっているタイバラさんですが、これからも元気にエサを食べて長生きして欲しいです。