月別アーカイブ: 2010年7月

睡蓮鉢ビオトープの生き物

睡蓮鉢でスイレンを育てる場合は、ぜひ一緒に生き物も入れましょう。
メダカやエビを入れたほうが、生態系が安定しますし、ボウフラも食べてくれます。

睡蓮鉢でも簡単に飼育できる生き物を紹介します。

メダカ

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ビオトープの主役といえば、やはりめだかです。
写真のメダカは、黒めだかです。
天然ものを田んぼで採集してきました。

観賞用に品種改良された昔ながらのヒメダカや
白メダカ・青メダカ・楊貴妃・ダルマメダカなどもいます。

飼育はとても簡単で、越冬も可能です。
また、繁殖も可能で春から夏にかけてたくさんの卵を産みます。

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子メダカです。
増やしたい場合は、親メダカと離した方がいいですね。

ホテイ草などの浮き草に卵が産み付けられているので、
ホテイ草ごと別の容器に移してあげましょう。

親メダカと一緒だと、食べられてしまうかもしれませんが、
ある程度の広さがあれば、ひょっこり生き残っているでしょう。

ミナミヌマエビ

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ミナミヌマエビはビオトープのお掃除役です。
苔などをツマツマとお掃除してくれます。

また、繁殖も容易で、気づいたら小さな小エビが泳いでいるかも?
小さくても親とまったく同じ姿をしています。

エビは暑さに弱いといわれますが、
うちのは夏場のお湯のような水の中でも元気にしています。

タニシ

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タニシもお掃除役です。
苔や藻などをせっせとお掃除してくれます。
水を透明にする働きもあります。

タニシは卵胎生なので、卵ではなく稚貝を生みます。
よく間違われますが、ゼリー状の卵を産むのはタニシではありません。
モノアラガイやサカマキガイで、爆発的に増えるので嫌われています。

よく買った水草について侵入してきます。
アクアリストからもスネールと呼ばれ嫌われていますね。
見つけたらこまめに駆除するしかありません・・・。

タナゴ

一般的なのはタイリクバラタナゴです。
メダカより大きくなるので、大き目の鉢がオススメです。

オスは婚姻色で赤くなり、きれいです。
繁殖は変わった習性があり、イシガイなどの二枚貝に産卵します。
稚魚が孵化してしばらくすると、貝から出てきます。

二枚貝の飼育が難しいので、繁殖は難しいかもしれません。

ドジョウ

シマドジョウや普通のどじょうもお掃除役として、
底に沈んだエサなどを掃除してくれます。

ビオトープでは底が見えないと、姿を見ることがないかもしれませんね。
驚くと飛び出してしまったりするので、
水を一杯まで入れない方がいいかもしれません。

生き物はガサガサなどで採集して入手するか、
熱帯魚屋さん・ホームセンターなどで購入するかです。

近くにない場合は通販が便利です。
有名なのは楽天のcharmさんなどですね。

ベランダの睡蓮鉢1号の紹介

我が家のベランダビオトープを紹介します。
睡蓮鉢1号は、熱帯魚ショップのかねだいで見つけて買いました。

昨年もスイレンが出ていて、欲しいなあ、と思っていたのですが、
あっという間に売り切れていたのです。

今年は見つけたときに即買いでした。

睡蓮鉢がプラスチック製なのでちょっと安っぽいかなとも思ったのですが、
ベランダだし重いのも困るのでよしとしました。

設置してみると、かわいくて特に気になりません。

ベランダに睡蓮鉢を設置し、1ヵ月後・・・

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見事に葉っぱがぼうぼうです。
元気なのはいいのですが、いくらなんでも見た目が悪すぎですね。

ホテイ草が入っていますが、これはメダカの卵がついています。
メダカの稚魚用の鉢にもしています。

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スイレンの株には直射日光が当たった方が良いらしいので、
トリミングをしてみました。
少しスッキリしました。

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孵化した稚魚も少し大きくなっています。
やはりビオトープで育てると元気ですね。

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なんとトリミング効果か翌日に早くもスイレンの花が咲きました。
白くて凛としたお花で綺麗です。
スイレンはコロッセアという種類です。

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夕方になると花を閉じるんですね。
初めて知りました。
アサガオみたいです。

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翌日になるとまた花が開いていました。
お天気がいいと、スイレンも元気です。

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しかし、1週間くらいで花は閉じっぱなしとなり、
水面にも出てこなくなりました。

梅雨時で毎日くもりか雨で日光が当たらなかったからでしょうか?
追肥をしてみたのですが、効果がありませんでした・・・。
スイレンの花の寿命はそんなに短いものなのでしょうか!?

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睡蓮の花はなくなりましたが、葉っぱは出続けています。
もう一回咲いたりすると、うれしいのですが。

メダカの稚魚たちも稚魚とはいえないくらい大きくなりました。
エサはまったく与えていないのに、よく太っています。
天然のエサが豊富なのかな?

次は睡蓮鉢2号のお花が咲くのが楽しみです!

睡蓮鉢ビオトープに生き物を入れよう

とりあえず、完成した睡蓮鉢ですが、まだ生き物も入っていません。

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生き物を入れるには、微生物が住み着く底砂がある方が安定します。
睡蓮鉢1号にはきれいかなと五色石をいれました。

今回はどじょうを入れたいので、どじょうにぴったりの田砂にします。

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そのまま入れると水がにごるので、一度バケツで軽く洗いましょう。

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田砂が入りました。
少しそれっぽくなりました。

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カボンバを植えてみました。
隠れ家があった方が生き物も喜びますね。

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すぐにメダカや生き物を入れても大丈夫だと思いますが、
念のため1週間水を慣らしてみました。

すでに生き物を入れている鉢があるなら、その水を入れてあげるといいでしょう。
バクテリアが入ることになりますね。

水換えもしましたが、緑水になってきています。
スイレンの葉も1枚増えました。

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準備はOKです。
生き物を入れてみましょう。
ミニビオトープでメジャーなのは、メダカ、ミナミヌマエビ、タニシなどです。
タナゴやどじょうもいいですね。

生き物を入れるときには、水合わせをしてください。
初心者のうちはいきなり生き物を投入してしまい、
2・3日で死んでしまうという失敗をやりがちです。

自分が海やプールに入るときも、いきなり飛び込むと「冷たい!」となると思います。
ましてや小さな生き物ですから、そのショックで弱ってしまうこともあります。
幸いメダカやどじょうは強いですが、エビなどはデリケートなのできちんと水合わせしてあげましょう。

水あわせのやり方

1.水温をあわせる
  買ってきた場合、ビニールの袋に入っていると思いますので、
  そのまま2、30分浮かべておけばOKです。

2.バケツやプラケースに袋の中身を移します。
  ちょうどいい入れ物がなければ、袋のままでも大丈夫です。

3.袋の水を減らし、睡蓮鉢の水を少しずつ入れていきます。
  元の水から、睡蓮鉢の水に慣れさせていきます。
  ゆっくり時間をかけて水を足していきましょう。
  1?2時間程度が目安です。

4.十分に水が入れ替わったら慣れたら、魚やエビを睡蓮鉢に入れます。
  ショップの水が原因で病気を持ち込む可能性があるので、
  網ですくって入れるのがベターです。

  でも、そこまで神経質になることはありません。
  日光の力で消毒してくれるのでしょうか!?

  問題なさそうなら、容器から直接入れてもかまいません。
  水につけてあげて、自分で出て行くようにするのもいいですね。

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水が透明ではないのでわかりづらいですが、
左端にミナミヌマエビがいます。

ミナミヌマエビとタニシが入りました。
もう少ししたら、別の水槽にいるタナゴとドジョウを入れる予定です。
元気に育ってくれるとうれしいです。