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クロメダカが増えない・・・理由は何?

梅雨で涼しい日が続きますが、バケツをひっくり返したような豪雨が降る日もあります。
ベランダのビオトープにも水が入り込んで溢れないか心配な日々です。

 

メダカの稚魚

稚魚睡蓮鉢でも個体差が出てきたメダカの稚魚。
大きい方が楊貴妃メダカ、ちびが黒メダカです。

 

楊貴妃メダカ

訳あってまだ小さいかと思いましたが、楊貴妃メダカの稚魚を成魚と同じプランターに移しました。
幸い普通に食べられることもなくやっています。

そうした理由は、今年はクロメダカの稚魚がまったく大きくならないからです。

 

メダカの稚魚

生まれていない訳ではありません。
過去の写真を見てみても、クロメダカの稚魚も何匹か生まれています。

でも、針子より大きくなりません。
いくつか仮説がありますが、楊貴妃メダカの方が成長が早く強いのかもしれません。

 

クロメダカ

どうした?クロメダカたち。
目が赤い個体もいますね。

ホテイ草がないからあまり産卵しないのでしょうか?
でも、同じ条件でも楊貴妃メダカは産卵しています。

藻にくっついた卵を取っていますが、採る前に食べてしまっている?

 

クロメダカ

もう一つの可能性は数が多すぎることでしょうか?
睡蓮鉢の中には30匹ほどのクロメダカがいます。過密飼育というほどではないと思うのですが・・・。

一番、可能性があるとすれば、新しい血が入っていないこと。

我が家のクロメダカはすべて天然採集ものです。

最初は埼玉県の某水田地帯の用水路から採ってきたメダカたち。
この水田は2000年ごろに行ってたときはすごかったです。

メダカだけでなく、小鮒やドジョウ、アメリカザリガニなども採れました。
魚影が濃く、1000匹単位の巨大な群れがいっせいに泳ぐ姿も見られましたが、そのせいかトリコ(販売目的での採集)も多くいたような気がします。

そして、静岡県の某市の水田地帯の用水路。
埼玉県ほどではありませんが、ここも比較的容易にメダカを掬うことができました。

夏になるとイベントとして、メダカの採集に行っていたのですが、最近は行っていません。
あまり採れなくなり、ボウズの日も出てきたからです。確実に自然は破壊されていっているのですね・・・。

それ以降、限られた中で交配が続いているので、血が濃くなっているのかもしれません。
奇形のようなメダカは生まれていませんが、あまり成長しないのはその辺に理由があるのかも?

とりあえず、今年の残りのシーズンはクロメダカを中心に採卵していきたいと思います。
せめて一匹でも大きくなって欲しい。

そして、できれば自然採集にも行ってみたいですね。

 

稚魚と親メダカの同居を開始

メダカの稚魚たちにサイズ差が出てきましたので、ついに親メダカと同居させました。

 

楊貴妃メダカ

親メダカの中に入って1週間・・・ようやく馴染んだようです。

タナゴには追いかけられませんでしたが、親メダカは見つけ次第容赦なく追いかけ回しています。
追いかけられても素早く逃げています。

でも、ストレスになっているかもしれませんね。

 

楊貴妃メダカ

楊貴妃メダカのプランターです。
水面を泳ぐのは親メダカばかりで、稚魚は水中に避難しているようです。

汚いのはお許しください。

 

楊貴妃メダカ

エサの時間になると、親の目を盗みつつ浮上してきました。
水面の餌だけでなく、沈んできた餌をうまくキャッチしているようです。

 

メダカの稚魚

次の世代の稚魚たちも身体の大小が出てきました。
こちらもまた親メダカと混泳させるタイミングが難しいですね・・・。

やはり水生植物などの隠れる場所や成魚が入ってこれない浅瀬など、自然環境のように逃げる場所がないと食べられてしまいます。でも、狭い睡蓮鉢の飼育環境ではなかなか大変です。

 

ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビの稚エビも生まれていました。
こちらは親エビと一緒にいても無害なので、安心です。

早く大きくなって苔だらけの楊貴妃メダカプランターを掃除して欲しいです。

 

今年もタイリクバラタナゴが浮上してきました

6月になり、梅雨が近いからか、雨が降ったり、すこし涼しい日も出てきました。

紫陽花

紫陽花もいたるところで見かけるようになりました。

 

ガクアジサイ

こちらはガクアジサイ?
青い色が綺麗です。

 

メダカの稚魚

すいぶんと成長してきたメダカの稚魚たちです。
子供用の粒が細かいエサを食べて、すくすく育っています。

しかし、何やら底の方に怪しい影が・・・。

 

 

メダカとタイリクバラタナゴ

徐々に浮上してきています。
何やらものほしそうな目で垂直に泳ぐので、目が合います。

正体はタイリクバラタナゴです。

睡蓮鉢での飼育だと底の方に潜んでいてなかなか姿を見せません。
特に春先まではまだ生きているのかよくわからないまま、エサを投入するとなんとなく食べている魚影が確認できるくらいです。

無事を確認すると、沈下性の川魚のエサをあげています。

 

 

タイリクバラタナゴ

底にいるタナゴの姿をパチリ。
なかなかピントが合わないので、写真を撮るのが難しいです。

 

 

タイリクバラタナゴ

沈んでくるエサをすばやい動きでナイスキャッチしています。

 

 

メダカとタイリクバラタナゴ

かなり浮上してきました。

普段は水面にほぼ姿を現さないのですが、一定の条件を満たすと水面にまで上がってきます。

それは暖かくなり、食欲が出る季節になること。
そして、もう一つはライバルがいることです。

メダカの稚魚も成長をすると、粒が大きい川魚のエサもつつき始めます。
すると、横取りされないように危機感を持ったタナゴが水面のエサ取りに参加し始めるわけです。

毎年、同じことが起こるので、この時期はタナゴの姿も見れて楽しみです。
エサにちょっかいを出すメダカですが、幸いタナゴは興味がないのか追い掛け回したり、食べたりはしません。

それよりもこのサイズは大人メダカに追いかけられてストレスありそうですね・・・。