めだかを飼うなら屋外飼育がお勧めです。
水槽で飼うのもめだかの姿が良く見えていいのですが、
簡単に丈夫に育てたいなら、自然に近い環境で育てるのが一番です。
自然環境ですから、エサはミジンコやボウフラ、苔、藻などが自然発生します。
メダカの匹数によっては、エサをあげる必要もありませんし、
水も足し水だけでよいなど、人手がほとんどかかりません!
強いて欠点をあげるなら、屋外なのでいつでも眺めることができないことです。
特に夏場と冬場はあまり見れません。
容器
飼育する容器ですが、睡蓮鉢がサイズ的にもオススメです。
もちろん大きめの容器の方がベターです。
深さはあまり必要ではありません。
実際、メダカを採集してきたときも、
田んぼの用水路の深さが5cmほどしかない所でも元気に群れていました。
バケツや頑丈な衣装ケース、発泡スチロールでも代用できます。
見た目がちょっとあれですが・・・。
メダカは太陽光があるほど丈夫に育つので、
十分に日光が当たり場所に置きましょう。
水
水は水道水をいきなり入れるのではなく、
最低一日、できれば2、3日汲み置きした水を使います。
水道水のカルキを抜いてあげましょう。
ハイポや液体のカルキ抜きを使うと、すぐにメダカを入れられます。
底砂
底に砂や土を入れておくと、バクテリアの住処となり、水を濾過してくれます。
一般的には、川砂などの砂利が使われます。
ドジョウを一緒に飼うなら、砂の粒が細かい田砂が良いです。
とはいっても、汚れが貯まっていくので、年に一度は掃除した方が良いです。
上の方のきれいな水は取っておき、底の汚れた水だけ捨てましょう。
普段の足し水のときに、ドバドバと底に届くように豪快に水を入れ、
汚れを溢れさせるようにすると掃除が楽です。
稚魚がいる場合は、外に溢れてしまうかもしれないので気をつけて!
赤玉土や荒木田土も良いですが、掃除しづらいので管理の手間が増えます。
水草
水草は余計な養分を吸って、水を浄化してくれます。
光合成を行い、酸素も送ってくれるのでなくてはならない存在です。
人間だって何もない部屋にいたら落ち着かないように、
めだかもモジャモジャや隠れ場所があると安心します。
メダカは水草に卵を産み付けるので、必ず入れたいです。
また、稚魚の隠れ家となり、生存率が上がりますね。
オススメはスイレン。
スイレンの葉は日陰を作って、夏場の水温上昇を抑えます。
お花もとってもキレイ。
カボンバ、アナカリス。
とても丈夫な水草で、酸素をいっぱい出してくれます。
浮き草では、ホテイアオイ、アマゾンフロッグピット。
浮き草はどんどん爆殖するので、適当に間引きましょう。
スイレン、カボンバを植え、アマゾンフロッグピットを浮かべました。
エサ
動物性・植物性どちらも食べます。
普段は水鉢についた苔か微生物かをパクパクと食べています。
ボウフラやアブラムシも食べるので、ビオトープで発生したらあげましょう。
屋外のビオトープ飼育では、人口エサはそれほど必要ありません。
あげ過ぎは逆に水を汚します。
1日に1、2回、すぐに食べきれる量をあげましょう。
うちはキョーリンのメダカの餌をあげています。
とてもよく食べます。
もっとよく食べるのが乾燥ビタミン赤虫です。
ちょっとした騒ぎになります(笑)
小さい身体で赤虫をほおばっている姿はとてもかわいいです。
何よりかわいいのが、エサをあげているとメダカが懐くことです。
人影を見ると、餌をクレクレと集まってくるようになりますよ!
夏と冬
日光が大好きなメダカですが、
さすがに夏場は直射日光が当たると、水温がお湯のようになってしまいます。
お湯でもメダカは元気にしていますが、あまり良いことではありません。
午後は日陰になる場所に置くか、スダレなどで日陰を作ってあげましょう。
冬も問題なく越冬できます。
水も表面に薄い氷が張る程度なら問題ありません。
水温が下がってくると、メダカは底の方でじっとしていて冬眠のようになります。
そうやって体力を使わないようにして冬越しをします。
餌も食べなくなるので、あげる必要はありません。
たまに日光が当たり、暖かい日があると食べにくるくらいです。
春の訪れをそっと見守りましょう。
メダカは小さな魚なので、他の魚と混泳させる場合は気をつけましょう。
一緒に飼っても問題ない魚は、タイリクバラタナゴ、ドジョウなどです。
どれも温和なので問題ないようです。
魚以外では、ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ、タニシ、石巻貝など。
金魚やフナは大きくなると、メダカを食べてしまうのでバツです。
エビもスジエビや手長エビは肉食なので、NGです。
メダカの飼い方について、説明してきましたがどうでしたでしょうか?
屋外飼育では寿命は、1、2年ほどです。
☆になったメダカはエビやタニシがお掃除してしまうので、
目にすることはあまりないかもしれません・・・。
手軽な睡蓮鉢ビオトープでメダカライフを楽しみましょう。