睡蓮鉢ビオトープではメダカの繁殖も簡単です。
めだかの増やし方のコツは、親と離してあげること。
それだけでどんどん増えます。
増えすぎて、容器が足りなくなるかも!?
メダカの産卵
めだかは4月から9月くらいまで産卵します。
日照時間が13時間を越えてきて、水温が20℃以上になってくると、
タマゴを産みます。
屋内の水槽で飼育している場合は、
上の条件さえそろえば、冬でも産卵しますよ。
産卵したメダカのメスはお腹に卵をつけていますが、
だいたいお昼ごろまでには水草にタマゴをつけます。
モジャモジャしているのが好きなので、
ホテイアオイの根が一番お気に入りのようです。
他にはアオミドロのような藻にもくっつけます。
モジャモジャしていれば、人工のシュロなどにもつけますよ。
卵には粘着性のある糸がついており、水草にくっつきます。
ほぼ透明で、意外と固く指で触っても割れません。
卵は水草の水面近くに産み付けていることが多いので、
肉眼で見て気づくこともよくあります。
ときどき、白っぽいタマゴで指で触ると割れてしまうものがあります。
これは無精卵で、ほっておくとカビが生えてきてしまいます。
卵は1、2週間で孵化します。
孵化までの時間は水温が高いほど早く、
春は2週間くらいかかりますが、夏場は1週間程度で孵化します。
採卵
もっとも簡単なのは、ホテイアオイを入れておくことです。
ホテイ草のもじゃもじゃした根にメダカは卵をつけます。
それをホテイアオイごと別の容器に移せばOKです。
バケツに水をはっただけでも問題ありません。
できれば、アナカリスやカボンバなどの簡単な水草でも入れてあげましょう。
ホテイアオイを2個用意して、ローテーションさせると良いです。
親メダカのいる鉢のホテイ草を稚魚用の鉢に移し、
十分に稚魚が孵ってきたら入れ替えると簡単ですね。
稚魚の育て方
卵のついた水草を入れておくと、
いつの間にか孵化して泳いでいる稚魚たち。
親めだかと一緒だと、隠れ家がたっぷりないと食べられてしまいます。
見つけたら、別の容器に避難させましょう。
天敵がいなければ、優雅にぼーと泳いでいる稚魚たち。
屋外の睡蓮鉢ビオトープ飼育なら、何もする必要はありません。
天然の苔やミジンコなどの微生物を食べて成長するでしょう。
エサをあげるなら、ベビー用の餌を上げるか、
親用の餌を細かくすりつぶして与えてください。
稚魚の口はとても小さいので、細かくしてあげないと食べれません。
量もほんの少しでいいです。
余ったら水が汚れてしまいます。
調子がいいと、親メダカは毎日タマゴを産卵するので、
稚魚もどんどん生まれてきます。
同じ時期に生まれても、個体差出てきます。
すると、他の小さなめだかを追い回したり、食べたりしてしまいます。
これを防ぎたいなら、成長の早い子は別の容器に移しましょう。
稚魚もある程度大きくなると親と同じ鉢に入れてもかまいません。
2cmくらいまで育っていれば安心です。
小さいうちに入れてしまうと、親めだかに追い回されます。
食べられやしないかとハラハラするので、じっくり成長を待ちましょう。
春先に生まれたメダカは、秋近くには産卵するようになります。
とても成長が早いですね。
あと、稚魚はすべてが大人になれるわけではありません。
いつの間にか数が減っていたりします。
ある程度は自然の成り行きに任せることとして、
あまり手を出しすぎない方がいいかもしれません。
かまいすぎて、ベランダがバケツだらけにならないように(笑)
自然に任せるのもビオトープの楽しみ方
ですよ!