カテゴリー別アーカイブ: ビオトープの生物

メダカの稚魚の天敵 ヒドラがいる!

クロメダカの稚魚が今年は1匹も成長しないので、黒めだかの卵のみ採卵する作戦を実行し始めました。
早速、稚魚が孵化し、期待の星が生まれてきました。

 

クロメダカの稚魚

クロメダカの稚魚は黒いです。なかなか見つけられないのが欠点。

 

クロメダカの稚魚

いつの間にか2匹に増えています。2,3日の差でも身体の大きさには差が出ますね。

 

クロメダカの稚魚

のんびりと泳ぐクロメダカの上の方に・・・。

気持ち悪い生き物が触手を伸ばしています。

ん、これはヒドラ!

 

ヒドラ

右の方にクロメダカの稚魚がいますが・・・セットで上にはヒドラが。

さらに左下にもヒドラがいます!

メダカの稚魚が増えない理由はヒドラがいっぱいいたからでしょうか?

 

ヒドラ

拡大したヒドラです。気持ち悪いです。

最近、ミジンコのような微生物をよく見かけるので、それをエサに増えているのでしょうか?

 

ヒドラ

睡蓮の葉ごと撤去!空気に触れると潰れてしまうのか、小さくなります。(中央の茶色のシミのようなもの)

見つけたらくっついている葉っぱごと取ってしまいます。
アナカリスやアマゾンフロッグピットにくっついているので、トリミングで取り除くに限ります。

でも、水に戻すとまた元の形に戻ります。生きているかどうかはわかりませんが・・・でも、プラナリアと並んで生命力が強い水生生物の代表なのできっと生きているのでしょう。

関係ありませんが、風の谷のナウシカの原作漫画でも不死の生物の名はヒドラでした。ちなみに、映画は原作のまだ序盤です。

 

ミナミヌマエビの稚エビ

ミナミヌマエビの稚エビは被害に遭っていなそうですが、たまにエビジャンプをしているので迷惑そうです・・・。

グリーンウォーター対策はタニシにお願いしたい

5月はビオトープのメダカ達も産卵と孵化ラッシュです。
採卵とたくさん生まれてくる稚魚を見るのも楽しみです。

 

メダカの稚魚

すこし大きくなってきた稚魚。
白っぽいのが楊貴妃メダカ、対してまだ針子なクロメダカは色も黒いですね。

 

 

姫睡蓮

日差しが強くなり、姫睡蓮の葉がたくさんでてきました。

一方、プランターの様子はひどくなっています。
苔や藻が繁殖し、水もグリーンウォーターのようです。

このプランターの藻対策に期待したいのが、彼らです。

 

 

タニシ

タニシです。タニシは苔を食べてくれますし、グリーンウォーターを濾過する力もあります。
なんとか苔や藻を食べてくれないものでしょうか?

 

 

タニシ

どうやって乗ったのか綱渡りのようにアナカリスの上を歩いています。
こんなユニークな行動もとってくれます。

タニシはスネール類と違って、卵胎生で稚貝を産むので、気持ち悪いゼリー状の卵も生まないし、増えすぎることもありません。

 

 

タニシ

長生きすると殻に苔がついてきて貫禄が出ます。
小さめの田螺と仲良く並んでいますね。

 

 

タニシ

タニシの稚貝です。小さいけど、親と同じ形をしています。
何匹か生まれてきているようなので、プランターでがんばってもらおうかな。

ひとまず様子見に、稚貝を2匹ほどプランターに移しました。
しばらくは効果ないでしょうが、ある程度成長してきたら、すこしは苔を食べてくれるでしょうか・・・?

当分はのんびりと観察することにします。

タニシと思ったら違った!謎の巻貝が爆殖

まだ6月になったばかりだというのに暑いです。
そろそろ屋外のメダカの飼育鉢にも日除けなどの対策が必要ですね。

以前に紹介したベランダのシマトネリコですが・・・

落葉樹だったので、落ち葉がひどいことに!
睡蓮鉢の上に葉が落ちて、大変なことになっていました。

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1日にしてこの具合です。
まあ、めだかにとっては良い隠れ家のようです。

オリーブやゼラニウムも一斉に落葉したので、新芽の季節には起こることなんですね。
ベランダの掃除が大変でした。

毎年、ホテイ草などを購入すると、ついてくるのがスネールです。
大人しくしていてくれればいいのですが、あっという間に増えるのが迷惑です。

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迷惑貝の代表、おなじみの巻貝。
右巻きか左巻きかわかりづらいのですが、モノアラガイはほとんどいないらしいので、恐らくサカマキガイ。

ビオトープといってもベランダのミニビオトープなので、容赦なく駆除します(汗)

まあ、サカマキガイは有名どころなので、いいのです。
問題なのはコイツです。

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調べたところ、大きさは小型なのでヒラマキミズマイマイのようです。

何が問題かというと、
この巻貝が小さいときに、てっきりタニシの幼生だと思ったことにあります。

うちにはタニシしか貝類がいないため、タニシの稚貝だと疑いませんでした。

しかも、ものすごく大繁殖しています。

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こんな具合にたくさんいます。

例年、タニシは繁殖しても数が少なく、今年は大漁だなあ、くらいに思っていました。

しかし、一向に高さが出てきません。
それどころかある程度、大きくなったのにいまだに平たいのです。

気になって調べてみたら、違う!
全然違う種類の貝でした。

もはやうちのビオトープはヒラマキミズマイマイだらけです。
確かに平たくて水の中にいるカタツムリという名前どおりだと感心している場合ではありません。

しかも、メダカの卵を藻やアオミドロから取るときに、一緒に絡まってくるこの稚貝をわざわざレスキューしてしまっていました・・・。

完全に爆殖の片棒を担いだのは私です。
大失敗です・・・。

難しいかもしれませんが、ちょっとずつ駆除して行こうと思います。

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楊貴妃メダカが元気出せ、と言ってくれました。
最近はずいぶんなついてきて、エサを貰いに寄ってくるようになりました。

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最後に、少ないながらもタニシの稚貝も生まれているようで安心です。
なんとか無事に育ってほしいものですね。