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めだかの稚魚とタナゴの混泳

睡蓮鉢をめだかの稚魚用としていました。
稚魚もすくすくと育ち、ずいぶん大きくなってきました。

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大きくなって困ったことに、その後稚魚が育たなくなってしまいました。
恐らく逃げ切れず、食べられてしまっているのだと思います。

5月くらいに生まれたので、もう親メダカと変わらない大きさに育ったようです。
かといって、親メダカと一緒に入れていても食べられてしまいますし・・・。

そこで、たなごとドジョウのいる睡蓮鉢2号に入れてみることにしました。
産卵した卵のついたホテイ草をこちらに入れてみます。

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無事に孵化しためだかの赤ちゃんです。
1週間くらいたちましたが、順調に孵化して増えていっています。

タナゴとどじょうはメダカと一緒に飼うことができます。
稚メダカについては、さらに相性がいいようです。

ドジョウは底の方にいますので接点がありません。
タナゴも水面にはエサの時にしか顔を出さないので、
生息域はかぶっていないようです。

それよりも同じ水面近くにいる親メダカの方が危険ですね。

メダカの稚魚とは関係なく泳ぐタナゴ
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心配があるとすると、餌をあげたときです。
タナゴに乾燥赤虫や川魚のえさをあげると、すごい勢いで食べにくるのですが、
そのとき一緒に口に入らないか心配です。

稚めだかも避難しているので平気だと思いますが・・・。

めだかの飼い方・屋外飼育

めだかを飼うなら屋外飼育がお勧めです。

水槽で飼うのもめだかの姿が良く見えていいのですが、
簡単に丈夫に育てたいなら、自然に近い環境で育てるのが一番です。

自然環境ですから、エサはミジンコやボウフラ、苔、藻などが自然発生します。
メダカの匹数によっては、エサをあげる必要もありませんし、
水も足し水だけでよいなど、人手がほとんどかかりません!

強いて欠点をあげるなら、屋外なのでいつでも眺めることができないことです。
特に夏場と冬場はあまり見れません。

スイスイと睡蓮鉢を泳ぐメダカ
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容器

飼育する容器ですが、睡蓮鉢がサイズ的にもオススメです。
もちろん大きめの容器の方がベターです。
深さはあまり必要ではありません。

実際、メダカを採集してきたときも、
田んぼの用水路の深さが5cmほどしかない所でも元気に群れていました。

バケツや頑丈な衣装ケース、発泡スチロールでも代用できます。
見た目がちょっとあれですが・・・。

メダカは太陽光があるほど丈夫に育つので、
十分に日光が当たり場所に置きましょう。

水は水道水をいきなり入れるのではなく、
最低一日、できれば2、3日汲み置きした水を使います。
水道水のカルキを抜いてあげましょう。
ハイポや液体のカルキ抜きを使うと、すぐにメダカを入れられます。

底砂

底に砂や土を入れておくと、バクテリアの住処となり、水を濾過してくれます。

一般的には、川砂などの砂利が使われます。
ドジョウを一緒に飼うなら、砂の粒が細かい田砂が良いです。

とはいっても、汚れが貯まっていくので、年に一度は掃除した方が良いです。
上の方のきれいな水は取っておき、底の汚れた水だけ捨てましょう。

普段の足し水のときに、ドバドバと底に届くように豪快に水を入れ、
汚れを溢れさせるようにすると掃除が楽です。
稚魚がいる場合は、外に溢れてしまうかもしれないので気をつけて!

赤玉土や荒木田土も良いですが、掃除しづらいので管理の手間が増えます。

底砂に五色石を入れています。きれいかな!?
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水草

水草は余計な養分を吸って、水を浄化してくれます。
光合成を行い、酸素も送ってくれるのでなくてはならない存在です。

人間だって何もない部屋にいたら落ち着かないように、
めだかもモジャモジャや隠れ場所があると安心します。

メダカは水草に卵を産み付けるので、必ず入れたいです。
また、稚魚の隠れ家となり、生存率が上がりますね。

オススメはスイレン。
スイレンの葉は日陰を作って、夏場の水温上昇を抑えます。
お花もとってもキレイ。

カボンバ、アナカリス。
とても丈夫な水草で、酸素をいっぱい出してくれます。

浮き草では、ホテイアオイ、アマゾンフロッグピット。
浮き草はどんどん爆殖するので、適当に間引きましょう。

スイレン、カボンバを植え、アマゾンフロッグピットを浮かべました。
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エサ

動物性・植物性どちらも食べます。
普段は水鉢についた苔か微生物かをパクパクと食べています。
ボウフラやアブラムシも食べるので、ビオトープで発生したらあげましょう。

屋外のビオトープ飼育では、人口エサはそれほど必要ありません。
あげ過ぎは逆に水を汚します。
1日に1、2回、すぐに食べきれる量をあげましょう。

うちはキョーリンのメダカの餌をあげています。
とてもよく食べます。

もっとよく食べるのが乾燥ビタミン赤虫です。
ちょっとした騒ぎになります(笑)
小さい身体で赤虫をほおばっている姿はとてもかわいいです。

何よりかわいいのが、エサをあげているとメダカが懐くことです。
人影を見ると、餌をクレクレと集まってくるようになりますよ!

夏と冬

メダカの飼育で気をつけたいのは、夏と冬です。

日光が大好きなメダカですが、
さすがに夏場は直射日光が当たると、水温がお湯のようになってしまいます。

お湯でもメダカは元気にしていますが、あまり良いことではありません。
午後は日陰になる場所に置くか、スダレなどで日陰を作ってあげましょう。

冬も問題なく越冬できます。
水も表面に薄い氷が張る程度なら問題ありません。

水温が下がってくると、メダカは底の方でじっとしていて冬眠のようになります。
そうやって体力を使わないようにして冬越しをします。

餌も食べなくなるので、あげる必要はありません。
たまに日光が当たり、暖かい日があると食べにくるくらいです。
春の訪れをそっと見守りましょう。

一緒に飼える魚・生き物

メダカは小さな魚なので、他の魚と混泳させる場合は気をつけましょう。
一緒に飼っても問題ない魚は、タイリクバラタナゴ、ドジョウなどです。
どれも温和なので問題ないようです。

魚以外では、ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ、タニシ、石巻貝など。

金魚やフナは大きくなると、メダカを食べてしまうのでバツです。
エビもスジエビや手長エビは肉食なので、NGです。

優雅に泳ぐメダカたち
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メダカの飼い方について、説明してきましたがどうでしたでしょうか?
屋外飼育では寿命は、1、2年ほどです。

☆になったメダカはエビやタニシがお掃除してしまうので、
目にすることはあまりないかもしれません・・・。

手軽な睡蓮鉢ビオトープでメダカライフを楽しみましょう。

ベランダの睡蓮鉢ビオトープ2号のその後

我が家の新たに設置した睡蓮鉢ミニビオトープ2号のその後です。

しかし、安定している1号に比べ、ちょっと悩みを抱えています。

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見てください!
水がすごい緑色に濁っています。

透明度がまるでないので、底がまったく見えません。
緑水は魚にはいいのかもしれませんが、飼い主にはおもしろくありません。

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梅雨明けし、日差しが強烈になってきたので、
すだれを少しかけてみました。

一部でも日陰になっていると、エビちゃんも逃げ場があるかな?

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ミナミヌマエビくんとタニシさんはがんばってお掃除してくれてるようだけど・・・。
タニシさんがもっとがんばれば透明になるかな?

1号睡蓮鉢との違いといえば、
睡蓮鉢の色(1号は白なのです)
田砂が入っている(ドジョウを入れたいので)
魚がいない(1号にはメダカがいます)

日当たりは並べておいてあるから、ほぼ同じだし・・・。
田砂が関係している!?

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スイレンの葉っぱはどんどん増えてきます。
アマゾンフロッグピットも順調に増えていますねえ。

少し増えすぎているので、トリミングします。

お魚ですが、ついに入れました。
タナゴ2匹とシマドジョウ2匹です。

魚が入ったことで安定してくれないかな?。

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魚を入れて、1週間が立ちましたが、相変わらず濁っています。
水を3分の1くらい変えてみましたが、バスクリンのような色をしています。

ホテイ草も入れてみましたが・・・。

とりあえず、今できることはこの辺のようなので様子をみてみます。
透明になって、ドジョウが見えるようになればいいのですが!