睡蓮鉢ビオトープの生き物

睡蓮鉢でスイレンを育てる場合は、ぜひ一緒に生き物も入れましょう。
メダカやエビを入れたほうが、生態系が安定しますし、ボウフラも食べてくれます。

睡蓮鉢でも簡単に飼育できる生き物を紹介します。

メダカ

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ビオトープの主役といえば、やはりめだかです。
写真のメダカは、黒めだかです。
天然ものを田んぼで採集してきました。

観賞用に品種改良された昔ながらのヒメダカや
白メダカ・青メダカ・楊貴妃・ダルマメダカなどもいます。

飼育はとても簡単で、越冬も可能です。
また、繁殖も可能で春から夏にかけてたくさんの卵を産みます。

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子メダカです。
増やしたい場合は、親メダカと離した方がいいですね。

ホテイ草などの浮き草に卵が産み付けられているので、
ホテイ草ごと別の容器に移してあげましょう。

親メダカと一緒だと、食べられてしまうかもしれませんが、
ある程度の広さがあれば、ひょっこり生き残っているでしょう。

ミナミヌマエビ

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ミナミヌマエビはビオトープのお掃除役です。
苔などをツマツマとお掃除してくれます。

また、繁殖も容易で、気づいたら小さな小エビが泳いでいるかも?
小さくても親とまったく同じ姿をしています。

エビは暑さに弱いといわれますが、
うちのは夏場のお湯のような水の中でも元気にしています。

タニシ

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タニシもお掃除役です。
苔や藻などをせっせとお掃除してくれます。
水を透明にする働きもあります。

タニシは卵胎生なので、卵ではなく稚貝を生みます。
よく間違われますが、ゼリー状の卵を産むのはタニシではありません。
モノアラガイやサカマキガイで、爆発的に増えるので嫌われています。

よく買った水草について侵入してきます。
アクアリストからもスネールと呼ばれ嫌われていますね。
見つけたらこまめに駆除するしかありません・・・。

タナゴ

一般的なのはタイリクバラタナゴです。
メダカより大きくなるので、大き目の鉢がオススメです。

オスは婚姻色で赤くなり、きれいです。
繁殖は変わった習性があり、イシガイなどの二枚貝に産卵します。
稚魚が孵化してしばらくすると、貝から出てきます。

二枚貝の飼育が難しいので、繁殖は難しいかもしれません。

ドジョウ

シマドジョウや普通のどじょうもお掃除役として、
底に沈んだエサなどを掃除してくれます。

ビオトープでは底が見えないと、姿を見ることがないかもしれませんね。
驚くと飛び出してしまったりするので、
水を一杯まで入れない方がいいかもしれません。

生き物はガサガサなどで採集して入手するか、
熱帯魚屋さん・ホームセンターなどで購入するかです。

近くにない場合は通販が便利です。
有名なのは楽天のcharmさんなどですね。